南丹市園部校の通塾カバンがあと一つになりましたので、慌てて注文の電話をしました。
ねこだんごそろばん教室の通塾カバンはそろばんの老舗の雲州堂さんにいつもお願いしています。
完全受注生産らしいのですが、少々工場の都合で納期が遅れますとの事。
「海外生産の安いものが色々あるご時世に、うちを選んで頂いているのに非常に申し上げにくいのですが、、、現場からの声で少々値上げを。」と大変申し訳なさそうに言われました。でも聞いてみると一つ15円ほどの値上げ。
「いえいえ、全然かまわないですよ!お値段も了解です♪」だってとっても気に入ってますから
電話を切ってから改めて考えてみますと何と日本製なんですよね。今時。
そしてこの通塾カバンは入塾の際にプレゼントとしてお渡ししているものなので、値打ちを付けたい所ですが実は激安!です。
値段は内緒
日本製でこんなに激安でこれでは利益なんてあんまり出ないのではないでしょうか。でも企業理念に基づき良いものをちょっとでもお安く!という老舗ならではの心意気の様なものを今回の電話で感じた次第です。
安い!丈夫!目立つ!いう事なし♪
今では夫もすごく気に入っているのですが、はじめは難色を示しました。
というのはその昔、夫の時代もそろばんといえば黄色いカバンだったそうで高学年になりそれが恥ずかしくって母親にカバーを作ってもらってそれをかぶせていたらしいです。←自意識過剰なやつめ
制作にあたり、友人のデザイナーさんに頼みロゴを入れてサンプルを作ってもらったところ、夫もすっかり気に入りました。
ただ心配なのは子供たちの反応です。かつての夫の様に恥ずかしくって持ちたくないって言われたらどうしよう、、、
と色々不安だったのですが、これは杞憂に終わりました。今時黄色のそろばんのカバンというのを探すのが難しいくらいで、皆持ってるから嫌だとか、ダサいとかという感覚がない様でした。私に向って「先生体重100kgあるん~?」と堂々と聞いてくる子供たち。文句を言わないところを見ると多分気に入ってくれているのでしょう
どの子供たちもカバンを渡し、ねこだんごのロゴを見るとニッコリ笑顔になってくれます。
そして嬉しいことに下の子がお兄ちゃんのカバンを欲しがってケンカしてたから入塾します!とかお友達が持ってるから早く欲しい!とか黄色いカバンをみかけてそろばん教室があるんだなと探しましたなどの声を頂きますと、あぁこれにして良かったなと思います。
おまけに日本製!今までよりも愛着がわきました。
さてさて日本製で思い出したのですが数年前、大阪から母が遊びに来た時にかき氷機を持ってきたことがありました。
しかも古~い物です。「わざわざ電車に乗ってこんな古いもん持ってこんでもいいやんか」と文句を言っていたのですが、
季節は夏でかき氷機をみた子供たちが食べたがったので仕方なく洗ってからそれで作ることに。
ちょっと~これって私が子供の頃にあったやつやん?まだ使えるん?ええ使えました
へ~ちゃんと出来るやん♪すごいね~懐かし~と見ていると象印製でメイドインジャパンの刻印が。ステンレス刃はフィンランドのサンドビック社の物でした。
2千円も出せば電動の物が買える時代ですが、シャ~カシャ~カと回して作るのがいい感じ。しかも家庭用の安いものでは今時日本製は珍しいのではないでしょうか。
現金なもので、途端に愛着が沸いてきた私。何せ約45年ほど前の代物です。
もうこれは娘がお嫁入りする時に持たせるっきゃない!
きっと私と母がした様な会話をすることになると思います。
「ちょっとー!ママー!何でこんな古いもん持ってきたんよー」