昨年末のことですが、所用で銀行へ行きました。
若い男性の方が対応して下さったのですが、窓口業務の方ではなかったのでその場に電卓はなく、暗算でおつりを計算されました。その際、不思議な指の動きをされたんです。
親指と人差し指ならば当然そろばんだと思うのですが、机を叩いた指は「人差し指と中指と薬指」でした。
不思議に思いお聞きしたところ、そろばんの経験はなく、なんとその場に電卓があるつもりで動かしておられたんです。つまりエア電卓
そろばん式暗算の場合、珠をイメージして暗算をします。
その際、実際に指を動かすとイメージがわきやすいのですが、でも電卓の場合はいくらボタンをイメージしても実際は計算機が計算しますので答えは出てきません。
つまりその銀行員の方も筆算式で答えを出しておられるわけです。
新人時代、そろばんでいう見取算みたいなものを電卓で練習するらしいのですが、その方は同期の中では一番早く正確だったそうで、猛練習の結果、普通に暗算するときも電卓を叩くように指が動く、もしくは動かした方が筆算式暗算が出やすいみたいです。
経理などをやっている方は右手でペンを持って左手で電卓を叩くというのは聞いたことがあったのですが、エア電卓は初めて見たのでびっくりしました。
もしかしたら電卓の猛者の間では普通の事なんでしょうか??
う~ん、人間の能力も極めれば不思議なことが起こるんですね
まぁ珠算式暗算であるフラッシュ暗算も出来ない人から見たら人間業ではないですもんね。
普段あんまり感じることはないのですが、一緒にスーパーへ行って瞬時におつりが分かる夫はやっぱりすごいと思います